訪問営業代行の費用は、比較ビズによると固定報酬型で月額50万〜60万円、複合型で月額25万〜50万円、成果報酬型で1成約につき売上の30〜50%が目安です(いずれも税区分の記載なし)。ただし訪問営業は、交通費や移動時間、遠方への出張の条件で総額が変わりやすく、見積もりの月額だけを並べても正しく比べられません。この記事では、料金体系別の目安を出典つきで整理したうえで、訪問ならではの追加費用、契約前に確認する8項目、いきなり大きく契約せずに小さく試す進め方までを順に説明します。

この記事で分かること

  • 訪問営業代行の料金体系(固定報酬・成果報酬・複合型)ごとの費用の目安と、その数字の出どころ
  • 交通費、移動計画、遠方の条件など、見積もりの月額に出てこない費用の確認方法
  • 契約前に確認する8項目のチェックリストと、小さく試して継続を判断する手順

そもそも営業を外注すべきかで迷っている段階なら営業代行を使うべき会社・使うべきでない会社を、自社の商材が訪問営業に向くかどうかは訪問営業が有効な商材の特徴を先に読んでおくと、この記事の費用の話を判断に使いやすくなります。

訪問営業代行の費用相場|固定報酬・成果報酬・複合型の目安

訪問営業代行の料金体系は、毎月決まった額を払う固定報酬型、成果が出た分だけ払う成果報酬型、その2つを組み合わせた複合型の3種類です。比較ビズは訪問営業の代行に絞った相場として、下の表の値を示しています。訪問から提案、クロージングまで任せる場合は月80万〜150万円とする媒体もあり、どこまで任せるかで金額は大きく変わります。営業代行全体の料金体系や、正社員を採用する場合との比べ方は営業代行の費用相場と費用対効果の見極め方にまとめています。

料金体系 訪問営業代行の費用の目安 払う対象 向く使い方 見積もりで確認すること
固定報酬型 月額50万〜60万円(比較ビズ)。訪問・提案・クロージングまで含むと月80万〜150万円(ローカルマーケティングパートナーズ。人員1〜2名稼働の想定) 稼働(人数・日数) 商圏を決めて継続的に訪問し、会話や記録を改善しながら進めたい 稼働人数と日数、移動時間の扱い、交通費、報告と定例の有無
成果報酬型 1成約につき売上の30〜50%(比較ビズ)。営業代行全体では売上の20〜30%とする媒体(グランドセントラル、アイドマ・ホールディングス)もある 成約・商談などの成果 成果の定義がはっきりしていて、受注までの期間が読みやすい商材 1件の数え方、対象外や重複の除外、初期費用と最低件数
複合型 月額25万〜50万円+成果報酬(比較ビズ) 固定部分の稼働と成果 立ち上げの準備を固定費で進め、報酬の一部を成果と連動させたい 固定部分に含まれる作業、成果報酬の単価、両者の重なり

出典: 比較ビズ「訪問営業の代行業務に強い会社18選」(最終更新日 2026年6月15日)、ローカルマーケティングパートナーズ「営業代行の費用」(2026年5月22日更新)、グランドセントラル「成功報酬型の営業代行」(2026年1月21日更新)、アイドマ・ホールディングス Sales Crowdコラム(2026年5月26日更新)。いずれも税区分の記載なし。確認日 2026-09-14

固定報酬型は「何人が何日動くか」で比べる

固定報酬型は、訪問件数や成果にかかわらず月額を払う形です。比較ビズは訪問営業代行の固定報酬型を月額50万〜60万円としています。営業代行全体で見ても、Sales MarkerとPRONIアイミツは営業担当者1人あたり月50万〜60万円としており、訪問に絞った数字と大きな差はありません。

一方で、訪問に加えて提案書の作成や商談、クロージングまで任せると金額は上がります。ローカルマーケティングパートナーズは訪問営業・提案・商談を外注する「クロージング支援」を月80万〜150万円(人員1〜2名稼働の想定)、グランドセントラルはクロージング・受注対応までを任せる固定報酬型を月額80万〜150万円以上としています。固定報酬型の見積もりを比べるときは、月額そのものより、稼働人数、1か月の稼働日数、移動の時間を稼働に含めるか、報告や定例会議の工数が入っているかを揃えてください。

成果報酬型は「何を1件と数えるか」で総額が変わる

成果報酬型は、成約や商談といった成果が出たときに報酬を払う形です。比較ビズは訪問営業代行の成果報酬型を1成約につき売上の30〜50%としています。ただし成約時の比率は出典によって割れており、営業代行全体ではグランドセントラルとアイドマ・ホールディングスが売上の20〜30%、Sales MarkerとPRONIアイミツが30〜50%としています。定まった相場があるとは言えないため、比率の数字だけで高い安いを決めないほうが安全です。

アポイント獲得を成果とする場合の単価にも幅があります。Sales Marker、PRONIアイミツ、BOXILはアポイント1件あたり1万5,000円〜2万円程度、グランドセントラルは1万〜3万円としており、決裁者アポなど難易度が高いと3万〜5万円以上とする媒体(アイドマ・ホールディングス、ローカルマーケティングパートナーズ)もあります。訪問営業では、訪問しただけか、受付で資料を渡せたか、担当者と話せたか、決裁者と次回の約束ができたか、のどこを1件とするかで支払額が大きく動きます。成果報酬型の仕組みと成果の定義の決め方は営業代行の成果報酬型の相場で詳しく扱っています。

複合型は固定部分に何が含まれるかを確認する

複合型は、月額の固定費に成果報酬を上乗せする形です。比較ビズは訪問営業代行の複合型を月額25万〜50万円としています。営業代行全体では、Sales Marker、PRONIアイミツ、BowNowが月額10万〜50万円の固定費に成果報酬を上乗せする形を一般的としており、固定部分を20万〜50万円とする媒体もあります。

複合型で起きやすいのは、固定費で払っている作業に成果報酬も付いている、という重なりです。たとえばリスト作成と訪問前の電話連絡を固定部分で払い、その電話で取れたアポイントにも成果報酬がかかるなら、同じ工程に二重に払っていないかを確かめます。固定部分に含まれる作業の一覧と、成果報酬がかかる地点を1枚の表にしてもらうと、他社の見積もりとも比べやすくなります。

日額で料金を公開している会社の例(相場ではなく1社の料金)

飛び込み営業の代行費用を1日単位で知りたい場合もありますが、訪問・飛び込み営業代行の日額の相場を示した比較メディアは、編集部が確認した範囲では見つかりませんでした。参考として1社の公式料金を挙げると、日本営業代行株式会社は飛び込み営業代行を1人日2万9,700円〜、リスト作成から訪問、商談クロージングまで行う新規開拓営業代行を1人日3万5,200円〜、既存顧客への訪問を行うルートセールス代行を1人日3万3,000円〜としています(いずれも税込。交通費などの実費は別途)。同社の飛び込み営業代行は、チラシや資料を持って指定地域を訪問するPRで、商談やクロージングは行わないと明記されています。

この例から分かるように、同じ「訪問」でも、資料を届けて接点を作る仕事と、商談して受注まで進める仕事では、単価も受け取れる成果も違います。日額の料金を月額の相場と比べるときは、1か月に何日稼働してもらうのか、その日数でどこまでの成果を求めるのかを先に決めてください。

見積もりを並べる前に委託範囲を揃える|予約済み商談・飛び込み・一気通貫

訪問営業代行の見積もりは、どの工程を任せるかで前提が変わるため、委託範囲を揃えてから比べます。同じ月額でも、アポイントのある商談を任せる契約と、予約なしで地域を回ってもらう契約では、1か月後に手元に残るものがまったく違います。

アポイント獲得済みの商談を任せる場合は商談の質で比べる

アポイント後の訪問、現地でのデモ、提案、クロージングを任せる形です。訪問件数より、課題の聞き取り、関係者の確認、次回の条件、提案への引き継ぎがどこまでできるかを見ます。固定報酬や稼働単位の料金なら、担当者の確保と改善の活動が料金に含まれているかを確認します。

飛び込み営業・新規訪問を任せる場合は商圏と接点の数え方で比べる

予約なしの訪問や、地域での新規開拓を任せる形です。実際に訪問した件数、受付での接触、担当者との接点を分けて記録してもらい、対象外の企業や重複訪問は成果から除きます。訪問単価や成果報酬は分かりやすく見えますが、何を1件と数えるかで支払いの対象が変わります。

リスト作成から追客まで一気通貫で任せる場合は工程ごとの責任者で比べる

リスト作成、アポイント獲得、訪問、訪問後の追客までを任せる形です。窓口が1つになる一方で、どの工程で詰まったのかが見えにくくなります。固定報酬と成果報酬を組み合わせる場合も、工程ごとのKPIと責任者を提案書や契約書に残してください。なお、訪問前のアポイント獲得だけを電話で別に外注する方法もありますが、テレアポ代行ではコール課金を1コール100〜300円とする媒体が多く(BowNow、ローカルマーケティングパートナーズ)、課金の単位そのものが訪問営業代行とは違います。

委託の範囲 向く状況 見積もりを比べるときの注意点
予約済みの商談 アポイントはあるが、訪問や提案の人手が足りない 稼働時間、準備、報告、再訪問が料金に含まれるか
飛び込み・新規訪問 地域で新しい担当者との接点を作りたい 実訪問、接点、商談のどこを成果とするか
一気通貫 リスト作成から追客までを工程ごと任せたい 固定で払う範囲と成果報酬の範囲が重なっていないか

出典: エイギョウブ編集部作成(数字は含みません)

訪問ならではの追加費用|交通費・移動計画・遠方の条件

訪問営業代行では、月額や成果報酬とは別に、交通費などの実費と、移動にかかる時間のコストが発生します。電話やフォームで完結する営業代行と違い、訪問先までの距離と1日に回れる件数が総額を左右します。見積もりの段階で条件を文字にしておくと、請求のときに驚かずに済みます。

交通費は「料金に含む」「実費精算」「定額」のどれかを確認する

ローカルマーケティングパートナーズは、営業代行の月額費用以外にかかる費目として、フィールドセールスを含む場合の訪問・交通費を挙げ、実費精算としています。1社の例では、日本営業代行株式会社が営業活動に必要な交通費などの実費を別途とし、交通費の目安を1日1,500円〜2,000円程度と公式ページに書いています。これは同社の条件であり、訪問営業代行全体の相場ではありません。

見積もりを受け取ったら、交通費が料金に含まれるのか、実費精算なのか、1日あたりの定額なのかを確認します。実費精算なら、領収書の出し方、上限額、月の見込み額を事前に出してもらうと、請求の段階で想定外の金額になるのを防げます。駐車場代や有料道路代、サンプルや資料の運搬費、印刷費をどちらが負担するかも、同じタイミングで決めておきます。

移動時間とルートの計画が1日の訪問件数を決める

訪問営業では、訪問件数の前に移動の条件を決めます。1日の起点になる駅や事務所、直行直帰ができるか、対応する市区町村の範囲を確認してください。地図の上で近い企業をまとめても、受付が対応できる時間帯や担当者が在席している時間が違えば、同じ日には回れません。固定報酬型なら移動の時間も稼働に含まれるため、ルートの組み方がそのまま1件あたりのコストに響きます。

提案書の段階で、訪問予定先を並べたルート表の例を出してもらい、移動時間と訪問できる時間帯が書き込まれているかを見ると、計画の細かさが分かります。契約後は、月額と実費の合計を、実際に訪問できた件数や商談の件数で割って1件あたりの実質コストに直すと、料金体系の違う会社どうしでも同じ物差しで比べられます。

遠方・出張・キャンセル時の条件は契約前に書面にする

自社の商圏が広い場合や、本社から離れた地域を開拓したい場合は、遠方と判定する基準と出張時の費用を確認します。先ほどの日本営業代行株式会社の公式ページも、遠方への依頼ではそれに伴う交通費が必要になると書いています。どの地域からを遠方とするか、宿泊費を誰が負担するか、移動だけの日を稼働日として請求するかは、会社ごとに扱いが違います。

あわせて、訪問先の都合で当日に訪問が取りやめになった場合や、天候などで訪問できなかった場合の扱いも決めておきます。稼働日として請求されるのか、別の日に振り替えるのか、成果報酬型なら件数から外すのかを確かめてください。こうした条件は口頭で合意しただけでは後から食い違いやすいため、提案書か契約書に書いてもらいましょう。

費目・条件 見積もりで確認すること
交通費 料金に含むか、実費精算か、定額か。実費なら上限額と月の見込み額
移動時間 稼働時間に含むか。1日の起点、直行直帰の可否、対応する地域
遠方・出張 遠方と判定する範囲、宿泊費の負担、移動だけの日の請求
取りやめ・訪問不可 相手の都合や天候で訪問できなかった日の請求と振り替え
資料・サンプル 印刷費、運搬費、駐車場代や有料道路代の負担
再訪問 同じ企業への2回目以降の訪問を、件数や成果に含めるか

出典: エイギョウブ編集部作成(数字は含みません)

訪問営業代行の選び方|契約前に確認する8項目

8項目は、訪問の現場で品質がどこで途切れるかを順番に確かめるためのチェックリストです。質問して口頭の回答をもらうだけで終わらせず、項目ごとに「何を見せてもらえたら確認済みとするか」を決めておくと、候補の会社を同じ基準で比べられます。

現場の体制と訪問の設計を確かめる4項目

  1. 実際に訪問する担当者と教育の内容が明確か。提案責任者の経歴ではなく、実際に訪問する人の選び方、初期研修、商材を理解しているかの確認方法、同行の基準を聞きます。「経験者を配置します」だけでは、業界の知識、対面での振る舞い、質問の力のどれを満たしているのかが分かりません。研修の項目と、現場に出る前のロールプレイでの合格の基準を見せてもらいましょう。
  2. 配置人数、担当の交代、欠員時のルールがあるか。開始時の人数に加えて、担当者を固定する範囲、交代するときの連絡、欠員が出たときの補充、引き継ぎの期間を確認します。訪問の担当が頻繁に変わると、同じ企業に重複して訪問したり、前回の会話を踏まえずに話したりすることになります。誰が配置を決めて交代を承認し、訪問の履歴を引き継ぐのかまで書面にしておきます。
  3. ターゲットと商圏を一緒に設計できるか。「全国対応」という言葉より、会うべき企業を地域、業種、規模、課題が生まれる条件、決裁の仕組みで絞り込めるかを見ます。リストの件数だけでなく、1社ずつ訪問する理由が書かれているかどうかで設計の深さが分かります。自社で条件を用意するときの考え方は訪問営業リストの作り方が参考になります。リスト設計と訪問担当を分ける場合は、現場で得た情報が次の選定へ戻る流れも確認します。
  4. 移動計画と追加費用まで見積もりに入っているか。前の章で取り上げた交通費の精算方法、1日の起点、遠方の判定、取りやめ時の扱いが、見積もりか提案書に書かれているかを確認します。費目の名前だけが並んでいて、金額の見込みや条件が書かれていない場合は、ルート表の例とあわせて出し直してもらいましょう。

記録・引き継ぎ・契約条件を確かめる4項目

  1. トークスクリプトと記録の方針があるか。スクリプトの有無だけでなく、訪問の目的、最初に聞く質問、確認すべき事項、断られたときに切り上げる基準が書かれているかを見ます。会話を録音したり撮影したりするなら、対象、利用目的、相手への案内、保存期間、閲覧できる人を決めておきます。録音できない現場でも、相手の発言と次回の条件をその日のうちに記録できる様式が必要です。場面ごとの会話の組み立ては訪問営業のトークスクリプトで紹介しています。
  2. 日報が改善に使える細かさになっているか。訪問件数と名刺の枚数だけの日報では、次に何を変えればよいかが分かりません。訪問先、話した相手、会話のテーマ、相手の反応、断られた理由、次回の条件、次の担当者と期限が残るかを確認します。定例の会議でどの項目を集計し、リスト、訪問の時間帯、会話のどれを見直すのかも聞いておきます。契約前に、個人情報を伏せた日報の見本を見せてもらうと確実です。
  3. 訪問後の追客と自社への引き継ぎが決まっているか。訪問後のお礼のメール、電話、資料の送付、次回商談の設定を、代行会社と自社のどちらが担うかを決めます。「アポイント獲得まで」の契約でも、相手が話した課題、関係者、お互いの宿題、次回の条件が引き継がれなければ、自社の営業担当は最初から聞き直すことになります。顧客管理の仕組みへの登録、担当者への通知、期限の設定まで終わった時点を引き継ぎ完了と決めておくと、抜け漏れが減ります。追客の組み立ては訪問営業後のフォロー方法で詳しく解説しています。
  4. 成果の地点、課金、解約の条件がそろっているか。訪問、担当者との接点、決裁者との接点、有効な商談、受注を分け、どこを成果として課金の対象にするかを決めます。対象外の企業、重複、相手都合の取りやめ、再訪問、交通費を、成果や請求にどう含めるかも確認します。最低契約期間は、月額固定型では3〜6か月を一般的とする媒体が多く(BOXIL、BowNow、ローカルマーケティングパートナーズ)、中途解約の違約金の有無と金額は会社ごとに違います。契約が終わるときに、リスト、会話の記録、資料、改善の履歴をどの形式で返してもらい、データの削除をどう確認するかまで合意しておきます。

候補の会社を比べるときは、次の表のように各項目を0〜2点で採点すると、営業担当者の印象ではなく、実際に出てきた資料で差を付けられます。

評価項目 0点 1点 2点にする証拠
1. 実働者・教育 回答なし 経験者と説明 研修表、合格の基準、実働責任者
2. 配置・交代 その都度判断 連絡の方針あり 配置表、交代の承認者、引き継ぎ期限
3. 対象・商圏 件数だけ 属性の条件あり 訪問理由、除外条件、商圏の地図
4. 移動計画・追加費用 追加費用が不明 費目だけ提示 ルート表の例、月の見込み額、遠方・取りやめ時の条件
5. 会話・記録 担当者任せ 台本あり 切り上げの基準、記録の様式、閲覧できる人
6. 日報・改善 件数だけ 日報の見本あり 断られた理由の分類、定例の責任者、変更の履歴
7. 追客・引き継ぎ 範囲外 担当だけ決定 登録する項目、期限、完了の条件
8. 成果・課金・終了 あいまい 成果の名前だけ定義 除外、課金、返却・削除まで書面にしている

出典: エイギョウブ編集部作成(採点の目安で、数字は相場を示すものではありません)

小さく試す進め方|証拠を集めてから継続を判断する

訪問営業代行は、最初から広い地域や長い期間で契約するより、対象を絞った小さな範囲で試し、出てきた記録を見て継続するかを決めるほうが判断を誤りにくくなります。訪問営業は商圏や商材との相性で結果が変わりやすく、提案書を読んだ段階では、現場で本当に回るかまでは分からないためです。

訪問営業代行は3段階で証拠を確認する1. 提案書・委託範囲と商圏・成果地点と課金・追加費用と終了条件2. 面談・実働責任者と教育・日報と改善会議・追客と引き継ぎ3. 小規模テスト・リストと訪問ルート・会話と当日記録・翌週の改善提案継続・修正・終了のどれかを判断受注だけでなく、運用品質の合否条件を先に決める
図1:訪問営業代行会社を証拠で選ぶ3段階(エイギョウブ編集部作成)

比べる順番は、有名な会社を集めるところから始めません。まず自社で委託範囲と成果の地点を決め、候補の会社から同じ資料を取り寄せ、同じ質問で比べます。料金は最後に、得られる成果の地点と運用の範囲に照らして評価します。

ステップ1: 提案書で委託範囲と費用の前提を揃える

候補の会社に、委託範囲、対象の商圏、成果の地点と課金の方法、交通費などの追加費用、最低契約期間と終了の条件を、同じ形式で出してもらいます。この段階で、8項目のうち1、3、4、8の多くが埋まります。答えが「別途ご相談」ばかりの会社には、契約後に条件が動くことがないよう、書面での回答を求めましょう。

ステップ2: 現場を管理する責任者と面談する

営業窓口の担当者だけでなく、現場を管理する責任者と話します。教育の内容、日報の見本、改善会議の進め方、訪問後の引き継ぎ方法を聞き、8項目のうち2、5、6、7を確認します。面談で出てきた資料は、そのまま小規模テストの合否の基準にも使えます。

ステップ3: 範囲を絞った小規模テストで現場の運用を見る

テストでは、エリアや業種を絞り、訪問先のリストとルート、当日の会話の記録、翌週の改善提案がどのように出てくるかを見ます。受注の件数だけで判断すると、検討期間の長い商材では何も分からないまま期間が終わってしまいます。実際に訪問できた件数、担当者と話せた件数、次回の条件が決まった商談の件数、日報に断られた理由が残っているか、翌週に何を変えたか、といった運用の質を合否の条件にしておきます。

最低契約期間がある場合は、その期間の中で何を確認できたら継続するのか、どうなったら範囲を修正するのか、どの状態なら終了するのかを、開始前に代行会社と共有しておきます。訪問営業を自社で回すときの工程を知っておくと、テスト中の報告が妥当かどうかを判断しやすくなるので、訪問営業を7ステップで商談化まで設計する方法もあわせて確認してください。

よくある質問(FAQ)

訪問営業代行の費用はいくらが目安ですか?
比較ビズによると、訪問営業代行の費用は固定報酬型で月額50万〜60万円、複合型で月額25万〜50万円、成果報酬型で1成約につき売上の30〜50%が目安です(税区分の記載なし)。訪問から提案、クロージングまで任せる場合は、月80万〜150万円(ローカルマーケティングパートナーズ。人員1〜2名稼働の想定)とする例もあります。これとは別に交通費などの実費がかかる場合があるため、見積もりは月額と実費の見込みを合わせて比べてください。
飛び込み営業の代行は1日いくらで頼めますか?
飛び込み営業代行の日額の相場を示した比較メディアは、編集部が確認した範囲では見つかりませんでした。1社の公式料金の例では、日本営業代行株式会社が飛び込み営業代行を1人日2万9,700円〜(税込。交通費などの実費は別途)としています。ただし同社の飛び込み営業代行は資料を持って訪問するPRで、商談やクロージングは含まれません。日額で比べるときは、1日で何をしてもらえるのかを先に確認してください。
訪問営業代行の交通費は料金に含まれますか?
会社によって違います。月額費用とは別に実費で精算する形があり、ローカルマーケティングパートナーズも、フィールドセールスを含む場合の訪問・交通費を実費精算の費目として挙げています。見積もりの段階で、料金に含むのか、実費精算か、定額かを確認し、実費なら月の見込み額と上限、遠方や宿泊を伴う場合の扱いまで書面にしておくと、請求のときの食い違いを防げます。
訪問営業代行に初期費用や最低契約期間はありますか?
初期費用も最低契約期間も、会社ごとに違います。初期費用は0円の会社から数十万円の会社まであり、BOXILが営業代行の主要34サービスを調べた結果では、初期費用を公開している6社の中央値が16万2,500円(幅は0円〜100万円)でした。最低契約期間は、月額固定型では3〜6か月を一般的とする媒体が多くあります(BOXIL、BowNow、ローカルマーケティングパートナーズ)。中途解約の違約金の有無と金額も、契約前に確認してください。
代行会社の営業スタッフに、自社から直接指示を出してもよいですか?
業務委託で任せている場合、代行会社のスタッフに自社から直接、営業のやり方を指示する運用は避けてください。厚生労働省の疑義応答集では、営業を請け負ったスタッフに発注者が業務に必要な範囲で情報を提供するだけなら直ちに労働者派遣事業とはされない一方、顧客への営業上の対応方針などを直接指示している場合は労働者派遣事業と判断されるとしています。契約の名前ではなく実態で判断されるため、要望は代行会社の責任者に伝えましょう。

まとめ|月額だけでなく実費と委託範囲を揃えて比べる

訪問営業代行の費用は、比較ビズによると固定報酬型で月額50万〜60万円、複合型で月額25万〜50万円、成果報酬型で1成約につき売上の30〜50%が目安で、訪問からクロージングまで任せると月80万〜150万円とする媒体もあります。ただ、訪問営業は交通費や移動時間、遠方の条件で総額が変わるため、月額だけを並べて選ぶと、後から想定していなかった実費が積み上がることがあります。

比べるときは、まず委託範囲と成果の地点を自社で決め、交通費の精算方法や取りやめ時の扱いまで見積もりに書いてもらいます。そのうえで8項目を資料と面談で確認し、範囲を絞った小規模テストで現場の記録を見てから、継続、修正、終了のどれにするかを判断してください。

出典

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