沖縄で営業代行を頼むときは、相手が本島のどこにいるのか、電話とオンラインで足りるのか、訪問を入れるのかを先に決めます。訪問を入れると移動と渡航費が見積もりの前提を変えるので、1日に回れる件数と費用の扱いを契約前にそろえておきます。この記事では、公的統計で見た沖縄の事業所の構成と営業職の求人の状況、代行先を探す3つの経路、手法ごとの向き不向き、費用の考え方を順に見ていきます。
なお、この記事は営業を外注したい発注側の会社に向けたもので、営業代行の求人や、業務委託で営業の仕事を探す方向けの情報は扱っていません。
この記事で分かること
- 沖縄県と那覇市の事業所の業種構成と、営業職の有効求人倍率
- 地場の代行会社・全国型の代行会社・営業フリーランスの3経路の選び分けと、業務委託で頼むときの法令2点
- テレアポ・インサイドセールス・訪問の使い分けと、渡航費を含めた見積もりのそろえ方
沖縄の営業事情|公的統計で見る事業所の構成と営業職の求人倍率
営業を外に出す前に、狙う市場にどんな事業所がどれだけあるかを公的統計で押さえておくと、リストの作り方や手法の選び方を代行会社と話すときの前提がそろいます。ここでは総務省・経済産業省「令和6年経済センサス‐基礎調査」(2024年6月1日現在、雇用者のいない個人経営を除く)と、厚生労働省・沖縄労働局の2026年7月分の資料を使います。
事業所は卸売業、小売業が最も多く、宿泊業、飲食サービス業が全国を上回る
令和6年経済センサス‐基礎調査によると、沖縄県の民営事業所数は4万3,822事業所、従業者数は55万7,444人です(2024年6月1日現在、雇用者のいない個人経営の事業所を除く)。業種別では「卸売業、小売業」が9,688事業所で最も多く、全体の約22.1%を占めます。次いで「医療、福祉」が約13.4%、「宿泊業、飲食サービス業」が約11.6%、「建設業」が約9.4%、「不動産業、物品賃貸業」が約8.3%です。
| 業種(2024年6月1日現在) | 沖縄県の事業所数 | 沖縄県の構成比 | 全国の構成比 |
|---|---|---|---|
| 卸売業、小売業 | 9,688 | 約22.1% | 約24.0% |
| 医療、福祉 | 5,852 | 約13.4% | 約10.8% |
| 宿泊業、飲食サービス業 | 5,099 | 約11.6% | 約9.2% |
| 建設業 | 4,128 | 約9.4% | 約9.9% |
| 不動産業、物品賃貸業 | 3,656 | 約8.3% | – |
| 製造業 | 1,800 | 約4.1% | 約7.9% |
| 全産業(公務を除く) | 43,822 | 100% | 100%(402万3,941事業所) |
出典: 総務省・経済産業省「令和6年経済センサス‐基礎調査」確報 第5表(e-Stat、取得日 2026-09-20)。雇用者のいない個人経営の事業所を除く。比率は統計表の実数をもとに算出。全国の「不動産業、物品賃貸業」の構成比はこの記事では扱っていません。
同じ調査・同じ時点で全国と並べると、沖縄県の「宿泊業、飲食サービス業」は約11.6%で、全国の約9.2%を上回ります。一方で製造業は約4.1%で、全国の約7.9%を下回ります。ここで分かるのは事業所の数の構成までです。なぜそうなっているかの理由は統計表には書かれていないので、開拓先を考えるときは「相手になりうる事業所がどの業種に多いか」を読む材料として使ってください。
那覇市は不動産業と宿泊・飲食が並ぶ
市区町村別の統計表で那覇市を見ると、事業所数は1万1,323事業所です(2024年6月1日現在)。業種別では「卸売業、小売業」が約23.3%、「宿泊業、飲食サービス業」が約12.4%、「不動産業、物品賃貸業」が約11.2%、「医療、福祉」が約11.1%と続き、製造業は約1.9%です。構成比は統計表の実数をもとに算出した値です。
本社の所在地で数える企業等数は、沖縄県が2万7,599、那覇市が7,247です(2024年6月1日現在、雇用者のいない個人経営の企業を除く)。
なお、県の事業所数は第5表、那覇市の事業所数は第13表から取っており、第13表の総数は外国の会社と法人でない団体を除いているため、数え方の対象が少し違います。県と市の数字は、それぞれの業種構成を読むために使い、割り算で比べることはしていません。
営業職業従事者の有効求人倍率は1.37倍
厚生労働省「一般職業紹介状況」によると、沖縄県の有効求人倍率(季節調整値)は2026年7月に、求人票に書かれた就業場所で数える就業地別で1.07倍、求人票を受け付けたハローワークの所在地で数える受理地別で0.93倍でした。前年同月はそれぞれ1.11倍、0.98倍です。
2つの数え方について、沖縄労働局は、就業地別を「求人票に記載された就業場所をもとに、実際に就業する都道府県別に有効求人数を集計して算出したもの」と説明しています。受理地別は「求人を受理したハローワークが所在する都道府県別に有効求人を集計して算出したもの」で、沖縄労働局は就業地別の数値で雇用情勢の説明を行っています。
職業別の数字は、沖縄労働局「労働市場の動き」(令和8年7月)の資料13に載っています。2026年7月の「営業職業従事者」の有効求人倍率は1.37倍でした(就業地別、常用(フルタイム及びパート)、原数値)。有効求人数628件に対し、有効求職者数は457人です。上の1.07倍は季節調整値で、こちらは原数値なので、集計の基準が違う点に注意してください。
これらはハローワークの求人と求職だけを数えた値で、民間の転職サイトや人材紹介の求人は含んでいません。そのうえで、営業職を募集している会社が沖縄県内にも一定数あり、採用が決まるまでの間の営業を外部に任せるかどうかを考える材料の一つになります。倍率は毎月更新されるので、判断に使うときは最新月の資料を確かめてください。
沖縄で営業代行を探す3つの経路と比較軸
沖縄で営業を外注する先は、沖縄県内に拠点を置く地場の代行会社、東京などに本社を置いて全国から依頼を受ける全国型の代行会社、業務委託で営業フリーランスをアサインしてもらう方法の3つに分けられます。どれが合うかは、相手がどこにいるか、訪問を入れるかどうかで変わるので、先に比べる軸をそろえてから候補を見ていくと迷いにくくなります。
| 経路 | 合いやすい依頼 | 契約前に確かめること |
|---|---|---|
| 地場の代行会社(沖縄県内に拠点) | 那覇市内や本島の相手を、訪問を含めて回りたい依頼 | 回れる範囲に本島北部や指定離島が入るか。電話やフォームなど訪問以外の手段も持っているか |
| 全国型の代行会社 | 電話・フォーム・オンライン商談が中心の依頼や、沖縄と本土をまとめて頼みたい依頼 | 沖縄で訪問するときに誰が動くか(現地の人員か出張か)。渡航費や出張費の扱い。県内の業種構成に合わせたリストを作れるか |
| 営業フリーランスのアサイン(業務委託) | 業界経験のある人に、商談やクロージングなど特定の工程を任せたい依頼 | 業務の内容・報酬・支払期日を書面で決めているか。稼働が止まったときの代わりをどう確保するか |
出典: 編集部作成(特定の会社を比べたものではなく、依頼の形ごとの確認点を整理したもの)。
候補を比べるときは、次の5つの軸で見積もりや提案書を読み比べると、各社の違いが見えやすくなります。
- 訪問を含むか: 含むなら、誰が、那覇市内だけか本島全域か、指定離島まで回るのか
- 業界の話が通じるか: 相手の業種の商習慣や決裁の流れを理解したうえでトークを組めるか
- 成果の定義と報告: アポ・商談・見積依頼・受注のどこを成果と数えるか、報告の頻度と中身
- 実際に動く人: 代行会社の社員か、別の会社や個人への再委託か
- 契約の条件: 契約期間と、料金に含まれる工程・含まれない費用
地場の会社でも全国型の会社でも、訪問と電話・オンラインのそれぞれにどれだけの体制があるかは会社によって違います。どちらの経路が上ということではなく、訪問の比重が大きい依頼なのか、電話とオンラインで大半が進む依頼なのかで、確かめる項目の重みを変えてください。
業務委託で頼むときは、法令上の注意点が2つあります。1つ目に、個人の営業フリーランスに業務を委託する場合は、フリーランス・事業者間取引適正化等法により、委託したら直ちに業務の内容・報酬の額・支払期日などを、書面かメールなどの電磁的方法で明示する必要があります。この義務は、従業員のいない発注者にもかかります。
2つ目は指揮命令の線引きです。偽装請負かどうかは、契約の名前(請負・準委任・業務委託)ではなく実態で判断されます。厚生労働省の疑義応答集では、営業を請け負ったスタッフからの問い合わせに、発注者が業務に必要な範囲で情報提供するだけなら直ちに労働者派遣事業とはされない一方、発注者が顧客への営業上の対応方針などをスタッフに直接指示している場合は労働者派遣事業と判断される、とされています。作業の見直しなどの要望は、代行会社のスタッフに直接指示するのではなく、代行会社そのものに伝える形にしておきましょう。
業種で変わる頼み方
同じ沖縄県内でも、相手の業種によって、決裁する人がいつどこにいるか、商談の途中で誰の判断が必要になるかが違います。ここでは事業所の数で目立つ業種と、県外の取引先を開拓する場合の2つに分けて、外に出す前に決めておくことを整理します。
宿泊・飲食・観光まわりの事業者に売るとき
令和6年経済センサス‐基礎調査では、沖縄県の事業所のうち「宿泊業、飲食サービス業」が約11.6%を占めます。この業種を相手にする商材の場合、相手が小規模で、経営者や店長が現場にいる時間が長いことを前提に設計しておくと、空振りの電話や訪問を減らしやすくなります。
進め方としては、まず決裁する人がいる時間帯と場所を先に決めます。営業時間中は現場の対応が優先されるので、電話をかける時間帯を店舗の忙しい時間から外す、受付で決裁者の名前と戻りの時間を聞いて次の電話につなげる、といった段取りを代行会社のスクリプトに入れてもらいます。訪問を組み合わせる場合も、電話で会える日時を決めてから回るほうが、1日の中で会える件数の見込みを立てやすくなります。
複数の店舗や施設を持つ事業者なら、本部と各店舗のどちらに決裁があるかを最初の接点で確かめます。本部で決まる商材なら本部との商談を目標にし、店舗ごとに決まる商材なら店舗単位でリストを組む、という分け方をしておくと、成果の数え方もそろえやすくなります。
県内の事業者に売るときと、県外の取引先を開拓するとき
開拓先を考えるときは、「相手の数で見るか、生産額で見るか」で使う物差しを分けておくと判断がぶれにくくなります。上の表は事業所の数で見たもので、商談の相手になりうる事業所がどの業種に多いかを読むのに向いています。
生産額の物差しとしては、沖縄県「県民経済計算」があります。令和5年度の県内総生産は名目4兆6,430億円で、構成比(名目)は第1次産業0.9%、第2次産業12.7%、第3次産業87.0%です。経済活動別では製造業が4.3%、建設業が8.2%でした(令和5年度、沖縄県企画部統計課「令和5年度県民経済計算の概要」)。取引の規模を見たいときはこちら、相手の数を見たいときは事業所数、と使い分けてください。
建設業は事業所の数で約9.4%を占めます。専門工事の会社や資材を扱う会社が元請けの開拓を外に出す場合は、攻める先の抽出から最初の接点、アポ獲得までを外部に任せ、見積、現地調査、施工方法などの技術的な判断は社内に残す分担から考えるのが一般的です。技術的な質問が出たときに誰がいつまでに答えるかを稼働前に決めておくと、商談が途中で止まりにくくなります。
県外の取引先を開拓する場合は、相手が本土にいるので、最初の接点は電話やフォーム、商談はオンラインで進める形が組みやすくなります。受注後の納品や保守を沖縄から回せる範囲を先に決め、その範囲に入る相手に絞ってリストを作ると、受注が見えてから対応に困る事態を避けやすくなります。
手法別に頼める営業の形
沖縄で営業を外に出すときに最も差が出るのは、どの手法を中心に置くかです。電話とオンラインは相手の場所にかかわらず同じ手順で進められますが、訪問は相手のいる場所によって1日に会える件数と費用の前提が変わります。ここでは3つの手法について、沖縄という土地で何が変わるかだけを整理します。
テレアポ代行|電話中心で進めるときの向き不向き
電話の利点は、相手の所在地が本島か指定離島か、あるいは本土かにかかわらず、同じリストと同じスクリプトで回せることです。移動の時間がかからないので、商談の入り口を広く作りたい段階では最初の一手に置きやすい手法です。沖縄と本土で同時に接点を作りたい場合も、電話は拠点を問わないので、まず電話で反応を見てから訪問やオンライン商談の比重を決める、という順番が組めます。
一方で、相手が現場や店頭にいる時間が長い業種では、受付で取り次いでもらえる時間が限られます。事業所の数で目立つ宿泊業、飲食サービス業や建設業はその典型で、かける時間帯を先に決めておかないと、担当者不在が続いて件数だけが積み上がります。代行会社には、業種ごとにつながりやすい時間帯を記録して、稼働の途中でかける時間を組み替えてもらうよう頼んでおくとよいでしょう。
成果の数え方も、電話中心なら決めやすい部分です。アポの件数だけでなく、決裁者と話せた件数、資料送付の件数、次回の約束を取れた件数を分けて報告してもらうと、どの業種・地域で反応があるかが見えてきます。テレアポ代行の料金体系と費用の目安はテレアポ代行の費用相場で整理しています。
インサイドセールス代行|距離があるほどオンラインが成り立つ
本土と沖縄のように移動に時間がかかる組み合わせほど、オンライン商談を前提にした組み立てが成り立ちやすくなります。資料を事前に送り、画面を共有しながら説明し、次の打ち合わせの日程をその場で決める、という流れなら、発注する会社と相手の距離は商談の進み方にほとんど影響しません。
ただし、相手がオンライン商談に慣れているかどうかは会社によって違います。最初の接点で「オンラインでの打ち合わせは可能か」「使っているツールは何か」を確かめ、難しい相手には電話と資料送付で関心を高めてから、訪問に回すかどうかを決めます。指定離島の相手も、オンラインなら移動の制約を受けずに商談まで進められるので、訪問を入れる前の段階で温度を見極める手段として使えます。
インサイドセールスを外に出すときは、見込み客の温度をどの基準で判定し、どの段階で社内の営業担当や訪問に引き継ぐかを決めておくことが欠かせません。費用と料金体系はインサイドセールス代行の費用相場で、社内で立ち上げる場合の手順はインサイドセールスの立ち上げ方で解説しています。オンライン商談そのものをどこまで外に任せるかはオンライン営業代行の任せ方を参考にしてください。
訪問営業|那覇市内と本島北部・指定離島で移動時間がまったく違う
沖縄県によると、沖縄県は東西約1,000キロメートル、南北約400キロメートルに及ぶ海域に、54の指定離島を含めた多数の島々が点在する広大な海洋島しょ圏です。指定離島は54島で、内訳は有人島38島・無人島16島です。ここでいう指定離島は、沖縄振興特別措置法に基づいて指定された沖縄島以外の島で、宮古島や石垣島などが含まれます。
指定離島の人口は13万1,901人で、県人口(148万5,670人)の約8.9%を占めます(令和4年1月1日現在、住民基本台帳)。1平方キロメートルあたりの人口密度は、沖縄本島の1,071人に対し、有人離島は129人です(沖縄県「離島の概況」)。
この数字から読み取れるのは、訪問先がどこにあるかで1日の動き方が大きく変わるということです。那覇市内のように事業所が集まっている場所と、本島北部や指定離島のように事業所が点在している場所では、同じ1日で会える件数の見込みが変わります。指定離島や本土から訪問する場合は、移動に加えて渡航費が乗ります。
そのため、訪問を含めて見積もりを取るときは、次の2つを確かめてください。1つは「1日の訪問件数の見込み」で、那覇市内とそれ以外で分けて出してもらうと比べやすくなります。もう1つは「交通費・渡航費・出張費を実費で請求するのか、料金に含むのか」です。この2つが候補ごとに違う前提のままだと、月額だけを比べても商談1件にかかる費用は読めません。
訪問の効率を上げるには、電話やオンラインで会える約束を取ってから、同じ日に近い地域の訪問をまとめる組み方が基本になります。指定離島の相手は、オンライン商談で温度を確かめたうえで、訪問が必要な相手だけに絞って渡航の日程を組むと、渡航費を必要な件数に抑えやすくなります。訪問営業代行の費用の目安と選び方は訪問営業代行の費用と選び方のチェックリストで扱っています。
沖縄で頼める範囲と、エイギョウブの対応範囲
エイギョウブは、LongWave株式会社が運営する営業支援サービスです。会社概要に掲載している拠点は、東京都千代田区麹町1丁目8-1 THE GATE HANZOMONの本社と、福岡県福岡市中央区天神2-2-12 T&Jビルディング7Fの福岡支社で、沖縄県内に拠点はありません。
サービスページに掲載している内容は次のとおりです。
- 電話・DM・SNS・訪問・手紙・紹介・交流会の7以上のチャネルに対応しています。
- アポイント獲得だけでなく、商談から成約までを一括で請け負うことができます。
- 支援企業は100社以上、営業人材の登録は1,000名以上です。
- 総合の「エイギョウブ」のほかに、訪問営業に特化した「訪問エイギョウブ」、建設業向けの「建設のエイギョウブ」、不動産会社向けの「エイギョウブ for 不動産」があります。
対応地域は次のとおりです。電話営業(テレアポ)とインサイドセールスはオンラインで完結するため、地域を問わず全国に対応しています。訪問営業は、沖縄ではまだ実績がありませんが、支援自体は可能です。訪問を含めたい場合は、宮古島・石垣島などの指定離島への訪問も含めて、地域と手法を伝えてご相談ください。
稼働する人数と稼働を始めるまでの日数は、お見積り時に確認してください。訪問を含めるなら渡航費が乗るぶん費用の前提が変わるので、訪問を含めたいのか、電話やオンラインで進めたいのかを先に伝えておくと、回答を得やすくなります。
相談から稼働までの流れと、先に決めておくこと
総合のエイギョウブの場合、サービスページに掲載している流れは、ヒアリング、支援計画作成(KPI・PL設計、体制の提案)、契約、アサイン・稼働開始の順です。問い合わせフォームから送ると、担当から2営業日以内に連絡があります。
相談の前に次の3点を社内でまとめておくと、支援計画の話が早く進みます。
- 狙いたい相手と地域: 業種・規模と、那覇市内か、本島全域か、指定離島を含むか、本土か
- 社内に残す工程と引き継ぎ役: 見積や技術的な判断など社内に残す工程と、商談を引き継ぐ担当者
- 成果として数えたい地点: アポ・商談・見積依頼・受注のどこか
とくに1点目は、訪問を入れるかどうかと直結します。本土の相手や指定離島の相手が多いなら電話とオンラインを中心に、那覇市内に相手が集まっているなら訪問を組み合わせる、というように、地域の分布を先に出しておくと手法の配分を決めやすくなります。
料金の考え方|見積もりは工程と渡航費の扱いをそろえて比べる
ここでは比較メディアや代行会社のコラムが全国向けに示している数字を目安にします。
固定報酬型は、営業担当者1人あたり月50万〜60万円程度とするメディアが多くあります(Sales Marker、PRONIアイミツほか)。成果報酬型のアポイント1件あたりの料金は、1万5,000円〜2万円程度(Sales Marker、PRONIアイミツ、BOXILの34サービス調査)から、1万〜3万円(グランドセントラル)まで幅があります。どの工程まで任せるか、どの料金体系を選ぶかで金額は大きく変わるので、1つの数字で判断しないようにしてください。
エイギョウブの料金は月額40万円〜で、支援範囲・体制に応じて提案します。初期費用は20万円(税別。ヒアリング、アプローチリストの作成、トークスクリプトの作成などを含みます)、最低契約期間は6か月です(2026年9月時点)。料金形態は月額固定型が中心です。
相見積もりを並べるときは、リスト作成、スクリプト作成、電話、オンライン商談、訪問のうち、どの工程が料金に入っているかをそろえてから比べます。訪問を含めるなら、交通費・渡航費・出張費を実費で請求するのか料金に含むのか、1日に回れる件数の見込みはいくつかも、同じ条件で各社に出してもらってください。月額が近くても、渡航費の扱いと1日の件数が違えば、商談1件にかかる費用は大きく変わります。
固定報酬型・成果報酬型・複合型の向き不向きや、正社員を雇う場合との比べ方は営業代行の費用相場と費用対効果の見極め方で解説しています。
本土の会社が沖縄へ、沖縄の会社が本土へ広げる進め方
沖縄と本土をまたぐ営業は、どちらの方向から始めるかで確かめることが違います。ここでは2つの方向に分けて、拠点や人員を決める前に外部の営業で確かめておくことを整理します。
本土の会社が沖縄の商圏を試したいときは、支社を出して人を採用する前に、外部の営業で一定期間試し、反応と商談の中身を確かめてから拠点を判断する進め方があります。最初から拠点を置くと、市場の反応が分からないうちに家賃や人件費が固定費として決まってしまうためです。試す期間に確かめることは、次の3点に絞っておくと判断がぶれにくくなります。
- 反応する相手がいるか: 業種・規模・地域ごとにアポ率と商談化率を記録し、本土で受注できている相手と近い条件の会社から反応があるかを見ます。
- 商談で何を聞かれ、どこで止まるか: 価格、納期、受注後の対応体制など、沖縄の相手が気にする点を商談の記録から拾います。
- 受注後の納品・保守を本土から回せるのか、現地の協力先と組むのか: 受注後に訪問が必要な商材なら、そのたびに渡航費がかかる前提で採算が合うかを、受注が見えてきた段階で具体的に詰めます。
沖縄の会社が本土へ広げるときは、電話やフォームで接点を作り、オンライン商談で進める形なら、発注する会社が沖縄にあっても本土の開拓を始められます。本土の相手に訪問が必要になった段階で、出張で対応するのか、現地の代行会社や協力先に任せるのかを決める形にすれば、最初から本土に拠点を置かずに始められます。九州から広げる場合の進め方は福岡の営業代行で、拠点を持たずに他県を開拓する方法の比べ方は拠点を持たずに他県で営業する方法で詳しく扱っています。
期間については、エイギョウブの営業支援は6〜12か月の期間でのご提案を基本にしています。試す期間の中で拠点を判断できるよう、上の3点をどの指標で見るかを始める前に決めておきましょう。
まとめ
沖縄で営業代行を頼むときは、相手の地域の分布と手法の配分を先に決め、訪問を入れるなら渡航費と1日の件数を見積もりでそろえることが出発点になります。
- 沖縄県の民営事業所は4万3,822事業所(2024年6月1日現在)で、「卸売業、小売業」が約22.1%で最も多く、「宿泊業、飲食サービス業」は約11.6%で全国の約9.2%を上回ります。
- 沖縄労働局の資料では、2026年7月の「営業職業従事者」の有効求人倍率は1.37倍でした(就業地別、常用(フルタイム及びパート)、原数値)。
- 地場の代行会社・全国型の代行会社・営業フリーランスのアサインの3経路は、訪問を含むか、業界の話が通じるか、成果の定義と報告、実際に動く人、契約の条件の5つの軸で比べます。
- 電話とオンラインは相手の場所にかかわらず同じ手順で進められます。訪問を入れるときは、1日の訪問件数の見込みと、交通費・渡航費・出張費を実費で請求するのか料金に含むのかの2点を確かめます。
- 相見積もりは、どの工程が料金に入っているかと、渡航費の扱い・1日の件数をそろえてから比べます。
ほかの地域の営業代行
- 札幌の営業代行
- 仙台の営業代行
- 茨城の営業代行
- 群馬の営業代行
- 東京の営業代行
- 埼玉の営業代行
- 千葉の営業代行
- 横浜・神奈川の営業代行
- 新潟の営業代行
- 長野の営業代行
- 静岡の営業代行
- 名古屋の営業代行
- 大阪の営業代行
- 兵庫・神戸の営業代行
- 広島の営業代行
- 福岡の営業代行
- 熊本の営業代行
- 宮崎の営業代行
よくある質問(FAQ)
- 沖縄に拠点がない営業代行会社にも頼めますか?
- 頼むこと自体はできます。電話・フォーム・オンライン商談が中心の依頼なら、代行会社の拠点が沖縄に無くても進められます。訪問を含む場合は、沖縄で動く人員が現地にいるのか出張なのか、渡航費や出張費をどう請求するのかを契約前に確認してください。エイギョウブの会社概要に掲載している拠点は東京の本社と福岡支社です。電話営業とインサイドセールスは地域を問わず全国に対応しており、訪問営業は沖縄ではまだ実績がありませんが、支援自体は可能です。
- 宮古島や石垣島など離島の取引先にも対応してもらえますか?
- 対応エリアは代行会社によって違うため、候補ごとに確認が必要です。沖縄県の指定離島は54島(有人島38島・無人島16島)で、指定離島の人口は県人口の約8.9%を占めます(令和4年1月1日現在)。訪問を含めるか、電話やオンラインだけで進めるかによって答えが変わります。エイギョウブの場合、電話とオンラインでの対応は地域を問いません。指定離島への訪問を含めたい場合は、地域と手法を伝えてご相談ください。
- 本土の会社が沖縄で営業を試すことはできますか?
- できます。支社を出して人を採用する前に、外部の営業で一定期間試し、反応する相手がいるか、商談でどこが止まるか、受注後の納品や保守を本土から回せるかを確かめてから拠点を判断する使い方があります。最初は電話とオンライン商談で反応を見て、訪問が必要な相手が見えてきた段階で、渡航費を含めた採算を検討すると、固定費を先に抱えずに判断できます。
- 沖縄で訪問営業を頼むと費用はどう変わりますか?
- 見積もりの前提が変わります。訪問先が那覇市内か、本島北部や指定離島か、本土から出向くのかによって、1日に回れる件数と移動にかかる費用が違うためです。候補の各社には、1日の訪問件数の見込みと、交通費・渡航費・出張費を実費で請求するのか料金に含むのかを、同じ条件で出してもらってください。そのうえで月額と合わせて比べると、商談1件にかかる費用を読みやすくなります。
出典
- 令和6年経済センサス‐基礎調査 確報 第5表(全国、都道府県)(総務省・経済産業省、e-Stat) 確認日 2026-09-20
- 令和6年経済センサス‐基礎調査 確報 第13表(全国、都道府県、市区町村)(総務省・経済産業省、e-Stat) 確認日 2026-09-20
- 令和6年経済センサス‐基礎調査 確報 企業等に関する集計 第6表(総務省・経済産業省、e-Stat) 確認日 2026-09-20
- 一般職業紹介状況(令和8年7月分)(厚生労働省、2026年8月28日公表) 確認日 2026-09-20
- 労働市場の動き 令和8(2026)年7月 本文(沖縄労働局、2026年8月28日発表) 確認日 2026-09-20
- 労働市場の動き 令和8(2026)年7月 資料13 職業別常用有効求人・有効求職バランスシート(沖縄労働局、2026年8月28日発表) 確認日 2026-09-20
- 令和5年度県民経済計算の概要(沖縄県企画部統計課、令和8年5月15日公表) 確認日 2026-09-20
- 離島の概況(沖縄県 企画部 地域・離島課、ページ更新日2025年7月8日) 確認日 2026-09-20
- 特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(e-Gov法令検索、2024年11月1日施行版) 確認日 2026-09-14
- 「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準」(37号告示)に関する疑義応答集(第2集)(厚生労働省) 確認日 2026-09-14
- 営業代行の費用相場(Sales Marker、更新2026-01-22) 確認日 2026-09-14
- 営業代行の費用相場(PRONIアイミツ、更新2026-03-03) 確認日 2026-09-14
- 営業代行の費用相場 主要34サービス調査(BOXIL Magazine、更新2026-05-01) 確認日 2026-09-14
- 営業代行の成果報酬(グランドセントラル、更新2026-01-21) 確認日 2026-09-14


