札幌で営業代行を選ぶときは、会社を比べる前に、狙う相手が札幌市内なのか道内各地なのか道外なのかを決め、電話・オンライン・訪問のどれを主にするかを先に決めておくと、候補を絞り込みやすくなります。北海道の事業所は約36.7%が札幌市にありますが、製造業に限ると約23.3%しか札幌にありません(令和6年経済センサス‐基礎調査 第13表をもとに算出)。狙う業種によって、移動の前提と向く手法が変わります。

なお、この記事は営業を外注したい発注側の会社に向けたもので、営業代行の求人や、業務委託で営業の仕事を探す方向けの情報は扱っていません。

この記事で分かること

  • 公的統計で見る北海道・札幌市の事業所の構成、製造品出荷額等、営業職の求人倍率
  • テレアポ代行・インサイドセールス代行・訪問営業の3つで、札幌という土地で何が変わるか
  • 料金の考え方と、北海道から道外へ広げる/道外から北海道へ入るときの進め方

札幌・北海道の営業事情|公的統計で見る事業所の構成と営業職の求人倍率

営業の外注を考える前に、狙う市場にどんな事業所がどこにどれだけあるかを公的統計で確かめておくと、リスト作りや手法選びの前提がそろいます。ここでは、総務省・経済産業省の「令和6年経済センサス‐基礎調査」(2024年6月1日現在、雇用者のいない個人経営を除く)、経済産業省の「2025年経済構造実態調査」、厚生労働省と北海道労働局の2026年7月分の資料を使います。

事業所は卸売業、小売業が最も多く、建設業が2番目

北海道の民営事業所数は16万9,567事業所、従業者数は207万5,988人です(2024年6月1日現在、雇用者のいない個人経営の事業所を除く)。業種別では「卸売業、小売業」が4万3,007事業所で最も多く、全体の約25.4%を占めます。次いで「建設業」が1万8,840事業所で約11.1%、「医療、福祉」が1万8,537事業所で約10.9%、「宿泊業、飲食サービス業」が1万5,989事業所で約9.4%、「サービス業(他に分類されないもの)」が1万4,417事業所で約8.5%です。製造業は8,530事業所で約5.0%にとどまり、事業所数では8番目の業種です(構成比は統計表の実数をもとに算出)。

同じ統計の全国の値では、「卸売業、小売業」が約24.0%、「医療、福祉」が約10.8%、「建設業」が約9.9%の順で、建設業は3番目です。北海道では建設業が事業所数で2番目に多く、製造業の割合は全国の約7.9%より低くなっています。

札幌市の事業所数は6万0,055事業所、従業者数は86万8,272人です(2024年6月1日現在)。業種別では「卸売業、小売業」が1万5,194事業所で約25.3%、「医療、福祉」が7,286事業所で約12.1%、「建設業」が6,597事業所で約11.0%、「宿泊業、飲食サービス業」が5,598事業所で約9.3%、「不動産業、物品賃貸業」が5,112事業所で約8.5%です。製造業は1,943事業所で約3.2%です(構成比は統計表の実数をもとに算出)。

本社の所在地で数える企業等数は、北海道が10万2,590、札幌市が3万6,755です(2024年6月1日現在、雇用者のいない個人経営の企業を除く)。北海道の企業等の約35.8%が札幌市に本社を置いている計算になります。

項目(2024年6月1日現在) 北海道 札幌市
民営事業所数 16万9,567事業所 6万0,055事業所
従業者数 207万5,988人 86万8,272人
卸売業、小売業 4万3,007(約25.4%) 1万5,194(約25.3%)
建設業 1万8,840(約11.1%) 6,597(約11.0%)
医療、福祉 1万8,537(約10.9%) 7,286(約12.1%)
製造業 8,530(約5.0%) 1,943(約3.2%)
企業等数(本社の所在地で数える) 10万2,590 3万6,755

出典: 総務省・経済産業省「令和6年経済センサス‐基礎調査」確報(e-Stat、取得日 2026-09-21)。北海道の事業所数・従業者数・業種は第5表、札幌市は市区町村別の第13表、企業等数は企業等に関する集計 第6表の値。雇用者のいない個人経営を除く。構成比は統計表の実数をもとに算出。第5表と第13表は集計の範囲が少し違うため、札幌市の値を北海道の値で割ってはいません。

事業所の約36.7%が札幌市、集中度は業種で違う

同じ統計表(第13表)どうしで比べると、北海道の事業所16万3,739のうち札幌市が6万0,055で、約36.7%が札幌市にあります(2024年6月1日現在)。ただし、この割合は業種によって大きく違います。

業種 北海道の事業所数 札幌市の事業所数 札幌市の割合
全産業 16万3,739 6万0,055 約36.7%
情報通信業 2,531 1,760 約69.5%
学術研究、専門・技術サービス業 7,575 4,159 約54.9%
医療、福祉 1万8,000 7,286 約40.5%
卸売業、小売業 4万2,049 1万5,194 約36.1%
建設業 1万8,503 6,597 約35.7%
製造業 8,337 1,943 約23.3%

出典: 総務省・経済産業省「令和6年経済センサス‐基礎調査」確報 第13表(e-Stat、取得日 2026-09-21)。2024年6月1日現在、雇用者のいない個人経営を除く。北海道・札幌市とも第13表の値で、いずれも第13表どうしの実数をもとに算出。第13表の北海道の値は外国の会社と法人でない団体を除くため、第5表の値(16万9,567)より少なくなっています。

読み方としては、相手が情報通信業や学術研究、専門・技術サービス業なら事業所の半分以上が札幌市に集まっており、製造業や建設業なら道内各地に散っている、というところまでです。この表が示すのは事業所がどこにあるかであり、どの地域に営業の機会が多いか、どこで受注しやすいかまでは分かりません。

札幌市自身も、第2次札幌市産業振興ビジョンの中で、2021年の経済センサス‐活動調査をもとに、市の産業構造は全国平均と比べて第3次産業の割合が高いと説明しています。同じ資料は、卸売業・小売業、医療・福祉、宿泊業・飲食サービス業の3業種で、市内の事業所数と従業者数の「半数近く」を占めるとしています。

製造品出荷額等は全国19位、食料品製造業は出荷額が全国1位

事業所数では8番目の製造業も、出荷額で見ると特徴がはっきりします。経済産業省「2025年経済構造実態調査」によると、北海道の製造品出荷額等は6兆9,603億円で全国19位、全国の約1.8%です(2024年実績)。製造業の事業所数は6,144、従業者数は16万2,042人です(2025年6月1日現在)。

出荷額の内訳は、食料品製造業が約37.4%で最も大きく、次いで石油製品・石炭製品製造業が約12.3%、鉄鋼業が約7.3%、輸送用機械器具製造業が約6.7%です。食料品製造業の出荷額は2兆6,043億円で、47都道府県の値を並べると1位になります。2位は埼玉県の2兆4,848億円です(2024年実績)。

札幌市の製造品出荷額等は6,327億円(2024年実績)、事業所数は1,219、従業者数は2万6,488人です。内訳は食料品製造業が約45.2%を占め、印刷・同関連業が約9.7%、金属製品製造業が約9.5%と続きます。

別の角度の資料として、北海道の「北海道データブック2025」は、2022年度の道内総生産のうち製造業が占める割合は8.7%(全国19.8%)で「全国の2分の1以下」と説明しています。同じ資料は、製造業を業種別に全国と比べると「食料品のウェイトが高く」、電気機械や、はん用・生産用・業務用機械、化学などのウェイトが低いとしています。こちらは総生産の割合で、上の出荷額とは年も指標も違う数字です。

有効求人倍率は就業地別0.98倍、受理地別0.91倍

北海道の有効求人倍率(季節調整値、新規学卒者を除きパートタイムを含む)は、2026年7月に就業地別で0.98倍(前年同月1.04倍)、受理地別で0.91倍(前年同月0.97倍)でした(厚生労働省「一般職業紹介状況」)。全国は1.18倍(前年同月1.22倍)です。就業地別は求人票に書かれた就業場所で、受理地別は求人票を受け付けたハローワークの所在地で集計した値なので、引用するときはどちらの値かを添えておくと取り違えを防げます。

職業別の値は、北海道労働局の「職種別、求人・求職・賃金状況」(令和8年7月分)に載っています。「営業員」の有効求人倍率は2.00倍で、有効求人2,302に対して有効求職者は1,153でした(新規学校卒業者を除くパートを含む常用の原数値)。厚生労働省の全国資料では「営業職業従事者」が2.05倍(2026年7月、パートを含む常用、原数値)ですが、北海道労働局の区分名は「営業員」で全国資料の区分名とは違うため、同じ職業の値として並べて高い低いを言うことはできません。

区分名が同じ職業計どうしなら比べられます。北海道労働局の資料の職業計は0.86倍(有効求人7万4,591・有効求職者8万6,954)で、全国の職業計(パートを含む常用、原数値)は1.05倍です。同じ北海道労働局の資料では「販売の職業」が1.45倍で、職業全体と比べると、営業員や販売の職業は求人に対して求職者が少ない状態です。いずれもハローワークの求人と求職だけを数えた値で、民間の転職サイトや人材紹介の求人は含んでいません。

札幌で営業代行を探す3つの経路と、比べるときの軸

札幌で営業を外注する先は、札幌や道内に拠点を置く地場の代行会社、道外に本社を置いて全国から依頼を受ける全国型の代行会社、業務委託で営業フリーランスに頼む方法の3つに分けられます。どれが合うかは依頼の中身で変わるため、先に確かめる点をそろえてから候補を見ていきます。

経路 頼みやすい依頼 契約前に確かめること
札幌・道内に拠点を置く地場の代行会社 札幌市内や道内の相手を、訪問を含めて継続的に回りたい依頼 札幌市外(旭川・函館・帯広など)まで回れるか、訪問以外に電話やオンライン商談の手段を持っているか、あとから道外の相手を足せるか
道外に本社を置く全国型の代行会社 電話・フォーム・オンライン商談を軸に、道内と道外の相手を同じ期間にまとめて当たりたい依頼 北海道で訪問するときに誰が動くか、出張費や交通費の扱い、北海道の業種構成に合わせてリストを作れるか
営業フリーランス(業務委託) 業界に詳しい経験者に、商談やクロージングなど一部の工程だけを任せたい依頼 業務の中身・報酬・支払期日を書面かメールなどで明示しているか、その人が動けなくなったときに誰が引き継ぐか

出典: 編集部作成(特定の会社を比べたものではなく、依頼の形ごとの確認点を整理したもの)。

比べる5つの軸と、札幌で1つ目に置く「どこまで動くか」

候補を比べるときは、次の5つの軸で同じ質問をすると、答えの違いが見えやすくなります。札幌で頼むときは、1つ目の軸に「どこまで動くか」を置きます。

  1. 対応する範囲と訪問の有無: 札幌市内だけか、道内他都市まで含むか、道外まで含むか。そのうえで、訪問を含むのか、電話やオンラインで完結させるのか
  2. 業界の話が通じるか: 食品・卸売、建設、情報通信など、売りたい相手の業界の言葉でトークやリストを作れるか
  3. 成果の定義と報告: アポイント・商談・受注のどこを成果と数えるか、週ごとの報告に何を載せるか
  4. 実際に動く人: 誰が架電し、誰が商談に出るのか。担当が替わったときにどう引き継ぐのか
  5. 契約の条件: 料金体系、最低契約期間、終わるときにリストや記録を誰が持つか

1つ目の軸を先に決めておかないと、見積もりの前提が会社ごとにずれます。商談そのものを任せるのか、アポイントの獲得までを任せるのかで成果の定義も変わるので、この違いは商談代行・アポ獲得代行の費用と成果定義で整理しています。

業務委託で頼むときに押さえる法令の2点

営業フリーランスの個人に業務委託する場合、フリーランス・事業者間取引適正化等法により、委託したら直ちに給付の内容・報酬の額・支払期日などを、書面またはメールなどの電磁的方法で明示しなければなりません。この義務は、従業員のいない発注者にもかかります。探し方や報酬の目安は営業代行をフリーランスに依頼するにはで扱っています。

代行会社に頼む場合は、指示の出し方に注意します。厚生労働省の疑義応答集は、営業を請け負ったスタッフに発注者が顧客への営業上の対応方針などを直接指示している場合は、労働者派遣事業と判断されるとしています。一方で、発注者が代行会社に対して進め方の見直しなど発注に関わる要求をすることは、当事者間のやりとりとして扱われます。要望は代行会社の責任者を通して伝える形を、契約前に決めておきましょう。

業界と手法で変わる頼み方

同じ札幌の依頼でも、売る相手の業界によって、代行会社に任せる工程と社内に残す工程の分け方が変わります。ここでは、北海道の統計で存在感のある3つの業界を取り上げます。

食品・卸売を相手にするとき

上で見たとおり、北海道は食料品製造業の出荷額が47都道府県で1位で、事業所数では卸売業、小売業が最も多い地域です。食品メーカーや卸売業に向けて、原材料・資材・設備・サービスなどを売る営業では、相手に最初に届くまでの工程と、取引条件を決める工程を分けて考えると、外に出す範囲を決めやすくなります。

  • 外に出す工程: 対象となる会社の抽出、最初の接点づくり(電話・フォーム・DM)、担当窓口の特定、アポイントの獲得
  • 社内に残す工程: 規格・数量・納期の判断、物流や保管の条件のすり合わせ、価格の決定
  • 引き継ぎで決めること: 代行側がその場で答えてよい範囲と、社内に持ち帰る質問の線引き
  • 報告で残すこと: 相手が今どこから仕入れているか、切り替えの時期がいつかなど、次の商談で使う情報

建設業の元請け開拓を外に出すとき

北海道では建設業が事業所数で2番目に多く、全体の約11.1%を占めます。一方で、札幌市にある建設業の事業所は道内の約35.7%で、残りは道内各地に散っています。元請けを開拓する営業では、どの層から当たるか、どの地域から当たるかを先に決めておく必要があります。

  • 外に出す工程: ゼネコン・サブコン・地場工務店など、攻める先のリスト作成と、電話での最初の接点づくり
  • 代行側に持たせる情報: 施工実績や対応できる工事の範囲など、最初の電話で相手が判断に使う材料
  • 社内に残す工程: 見積、現地調査、施工方法の判断
  • 引き継ぐ地点: 相手から図面や仕様の話が出た時点で社内の担当者につなぐ、など具体的に決めておく

LongWaveの「建設のエイギョウブ」は、ゼネコン・サブコン・地場工務店など工種・工事区分に応じて攻める先を抽出し、建設現場が分かるメンバーがスクリプトを作成したうえで、電話営業・訪問営業・DM/フォーム営業を組み合わせる進め方をサービスページで紹介しています。元請け開拓に向く手法と任せる範囲の決め方は建設業の営業代行で詳しく扱っています。対応範囲と料金は、このあとの節で説明します。

情報通信業・専門サービス業を相手にするとき

情報通信業は北海道の事業所の約69.5%が、学術研究、専門・技術サービス業は約54.9%が札幌市にあります。札幌市は、前ビジョン(産業振興ビジョン改定版)の重点分野の1つに「IT・クリエイティブ分野」を挙げています。

相手が札幌市内に集まっているので、オンライン商談を中心にしても、訪問を中心にしても組み立てられます。訪問の移動が短く済むため、初回はオンラインで話を聞き、2回目以降の提案や決裁者との面談を訪問に切り替える、といった組み合わせも考えやすい業種です。

手法別に頼める営業の形

どの手法が向くかは、相手がどこにいるかで変わります。ここでは費用の数字ではなく、札幌という土地で何が変わるかを書きます。費用は手法ごとの記事で扱っています。

テレアポ代行|札幌に居ながら道内全域と道外に架けられる

電話は距離の影響を受けないので、相手が道内に散っている業種ほど向きます。製造業のように、北海道の事業所のうち札幌市にあるのが約23.3%にとどまる業種では、札幌から道内各地と道外の相手に同じ日のうちに当たれることが、電話を使う一番の理由になります。

札幌市内の相手と道内他都市の相手で変わるのは、電話の受け方ではなく、アポイントが取れたあとに誰が会いに行くかです。札幌市内なら訪問で受けられますが、道内他都市でアポイントを取ると、オンライン商談にするか、出張して会いに行くかのどちらかになります。そのため、発注するときはアポイントの定義に「訪問で会うのか、オンラインで会うのか」を入れておきます。ここがあいまいなままだと、取れたアポイントの数は同じでも、社内の担当者の移動の負担が月ごとに大きく変わってしまいます。

一方で、狙う相手が数社に限られていて名指しできる場合や、相手の担当者が現場に出ていて電話を取れる時間が限られている場合は、電話で数を当たるやり方は向きません。紹介や手紙、訪問など別の手段と組み合わせるほうが進めやすくなります。1コールあたり、1アポあたりといった費用の考え方はテレアポ代行の費用相場で扱っています。

インサイドセールス代行|距離があるほどオンライン中心が成り立つ

相手と物理的に離れているほど、オンライン商談を前提にしたほうが、工数と期間の見通しが立てやすくなります。本州の会社が北海道を開拓する場合も、札幌の会社が道内他都市を開拓する場合も、理由は同じです。

決めておくことは「どこで訪問に切り替えるか」の1点です。相手の規模、案件の金額、商談の段階のどれを切り替えの合図にするかを、始める前に決めておきます。たとえば「従業員数が一定以上の相手だけ訪問する」「見積もりの提示に進んだ相手だけ訪問する」のように、代行側が迷わず判断できる形にしておくと、訪問の回数と出張の予定を読みやすくなります。

報告に何を載せるかは営業代行の成果定義とKPIで整理しています。費用と料金体系はインサイドセールス代行の費用相場と選び方で扱っています。自社で立ち上げる場合の手順はインサイドセールスの立ち上げ方で扱っています。

訪問営業|札幌市内と道内各地で1日に回れる件数が変わる

広さの目安として、北海道の面積は8万3,422平方キロメートル(2025年1月1日現在)で国土の約22.1%を占め、都道府県の中で最も広く、東京都の37.9倍です。札幌市内は訪問先の密度が高いので、1日に複数件を組みやすい一方、道内他都市への訪問では1件ごとに移動が乗ります。見積もりを読むときは、札幌市内の訪問と道内他都市の訪問を同じ単価や同じ件数で見ないようにします。

移動にかかる時間や1日に回れる件数、天候による影響を示した公的な資料は確認できなかったため、この記事では数字を挙げません。代わりに、見積もりの段階で次の点を代行会社に確かめておきましょう。

  • 札幌市内と道内他都市のそれぞれで、1日に回れる件数の見込み
  • 移動の時間と、訪問先での待機の時間を稼働としてどう数えるか
  • 交通費・宿泊費・出張費を、実費か定額か、どの単位で請求するか
  • 天候などで予定が動いたときの予備日の扱い
  • 訪問のあとの報告に、会えた相手・聞けた内容・次の行動の何を残すか

費用の相場と契約前のチェック項目は訪問営業代行の費用相場と選び方で扱っています。

札幌・道内で頼める範囲と、エイギョウブの対応範囲

エイギョウブは、LongWave株式会社が運営する営業支援サービスです。会社概要に掲載している拠点は、東京都千代田区麹町の本社と、福岡県福岡市中央区天神の福岡支社です。サービスは、総合の「エイギョウブ」、訪問営業に特化した「訪問エイギョウブ」、「建設のエイギョウブ」、「エイギョウブ for 不動産」の4つがあります。

サービスページには、支援企業が100社以上、営業人材の登録が1,000名以上と書かれています。使うチャネルは電話・DM・SNS・訪問・手紙・紹介・交流会の7以上で、アポイント獲得だけでなく、商談から成約までを一括で請け負うことができます。

対応する地域は手法によって違います。電話営業(テレアポ)とインサイドセールスは、オンラインで完結するため、地域を問わず全国に対応しています。訪問営業の実績がある地域は、東京・大阪・名古屋・広島・千葉・埼玉・神奈川・福岡・宮崎・仙台です。訪問営業は、札幌・北海道ではまだ実績がありませんが、支援自体は可能です。訪問を含めたい場合は、地域と手法を伝えてご相談ください。

この記事で見てきたように、道内は広く、訪問先によって移動の負担が大きく変わります。まず電話とオンラインで道内・道外の相手に当たり、反応が出た相手への訪問は相談して決める、という流れで始めると、最初の見積もりの前提をそろえやすくなります。北海道で稼働する人数と稼働を始めるまでの日数は、お見積り時に確認してください。訪問を含めたいのか、電話やオンラインで進めたいのかを先に伝えておくと、回答を得やすくなります。

料金の考え方|全国向けの目安と、エイギョウブの料金

ここでは、全国向けに示されている数字を目安にします。

比較メディアの解説では、固定報酬型は営業担当者1人あたり月50万〜60万円程度とするメディアが多くなっています(Sales Marker、PRONIアイミツほか)。成果報酬型は、アポイント1件あたり1万5,000円〜2万円程度(Sales Marker、PRONIアイミツ、BOXILの34サービス調査)から、1万〜3万円(グランドセントラル)まで幅があります。いずれも全国向けの数字で、札幌や北海道に限った相場ではありません。料金体系ごとの向き不向きと、正社員を雇う場合との比べ方は営業代行の費用相場と費用対効果の見極め方で解説しています。

エイギョウブの料金形態は月額固定型が中心です。エイギョウブの料金は月額40万円〜で、支援範囲・体制に応じて提案します。初期費用は20万円(税別。ヒアリング、アプローチリストの作成、トークスクリプトの作成などを含みます)、最低契約期間は6か月です(2026年9月時点)。

複数の会社の見積もりを比べるときは、リスト作成・スクリプト作成・架電・訪問・商談のうち、どの工程が料金に入っているかをそろえてから並べます。訪問を含めるなら、交通費や出張費の扱いと1日に回れる件数の見込みも、見積もりの段階で確かめておきましょう。

北海道の会社が道外へ広げる/道外の会社が北海道へ広げる進め方

北海道と道外の間で営業を広げるときは、どちら向きでも、いきなり拠点を出す前に、外部の営業で反応を確かめる段階を置けるかを考えます。

北海道の会社が道外へ広げるとき

道外に支社を出して人を採用すると、市場の反応がまだ分からないうちに、家賃と人件費が固定費として決まってしまいます。支社を出す前に、外部の営業で一定期間試す進め方もあります。試す期間に確かめるのは、次の3点に絞ると判断しやすくなります。

  1. 反応する相手がいるか: 業種・規模・地域ごとにアポイント率と商談化率を記録し、北海道で受注できている相手と近い条件の会社から反応があるかを見る
  2. 商談で何を聞かれ、どこで止まるか: 価格・納期・距離・受注後の対応体制のうち、どこで話が止まりやすいかを記録する
  3. 受注後を北海道から回せるか: 納品・保守・アフター対応を出張で回すのか、現地の協力先と組むのかを見極める

期間の目安として、比較メディアでは、月額固定型の最低契約期間は3〜6か月が一般的とされています(BOXIL、BowNow、ローカルマーケティングパートナーズ)。エイギョウブでは、営業支援は6〜12か月の期間でのご提案を基本にしており、最低契約期間は6か月です(2026年9月時点)。

道外の会社が北海道へ広げるとき

本州の会社が北海道の商圏を試す場合、先に決めるのは「札幌市内だけで試すか、道内全域を対象にするか」と「訪問を含めるか、電話とオンラインだけで始めるか」の2つです。

ここで、札幌市への集中度の違いが手がかりになります。相手が情報通信業や学術研究、専門・技術サービス業なら、事業所の半分以上が札幌市にあるので、まず札幌市内で試して反応を見る順番が考えられます。相手が製造業や建設業なら道内に散っているので、電話とオンラインで広く当ててから、反応の良かった地域や相手に訪問先を絞る順番が合います。

拠点を置かずに広げる選択肢の比べ方は拠点を持たずに地方・他県へ営業する方法で、テスト営業の設計は東京の営業代行で扱っています。

まとめ

  • 北海道の民営事業所は16万9,567(2024年6月1日現在)で、卸売業、小売業が最も多く、建設業が2番目です。事業所の約36.7%が札幌市にありますが、情報通信業は約69.5%、製造業は約23.3%と、業種によって札幌への集まり方が大きく違います。
  • 札幌で営業代行を探す経路は、地場の代行会社、全国型の代行会社、営業フリーランスの3つです。比べるときは「札幌市内だけか、道内他都市まで含むか、道外まで含むか」を1つ目の軸に置き、業界の話が通じるか、成果の定義と報告、実際に動く人、契約の条件をそろえて確かめます。
  • テレアポは道内に散った相手に向き、アポイントの定義に「訪問かオンラインか」を入れて発注します。インサイドセールスは訪問に切り替える合図を先に決め、訪問営業は1日に回れる件数と出張費の扱いを見積もりで確かめます。
  • 料金は北海道に限った相場の資料がないため、全国向けの数字を目安にし、どの工程が料金に入っているかをそろえてから比べます。
  • 道外との行き来では、反応する相手がいるか、商談でどこで止まるか、受注後を回せるかの3点を、拠点を出す前に確かめます。

ほかの地域の営業代行

よくある質問(FAQ)

札幌に拠点がない営業代行会社にも頼めますか?
頼むこと自体はできます。電話・フォーム・オンライン商談が中心なら、代行会社の拠点が札幌に無くても進められます。訪問を含む場合は、札幌で動く人員が現地にいるのか出張なのか、交通費や出張費をどう請求するのかを契約前に確認してください。エイギョウブの会社概要に掲載している拠点は東京の本社と福岡支社で、電話営業とインサイドセールスはオンラインで完結するため全国に対応しています。訪問営業は、札幌・北海道ではまだ実績がありませんが、支援自体は可能です。
旭川・函館・帯広など、札幌市以外の道内も対応してもらえますか?
対応エリアは代行会社によって違うため、候補ごとに確認が必要です。訪問を含むか、電話やオンラインだけで進めるかで答えが変わることもあります。範囲を絞って始め、反応の良い業種や規模が分かってから広げる進め方も考えられます。エイギョウブの場合、電話営業とインサイドセールスは地域を問わず対応しています。道内での訪問を含めたい場合は、地域と手法を伝えてご相談ください。稼働する人数は、お見積り時に確認してください。
テレアポと訪問は、どちらから始めるとよいですか?
相手がどこにいるかで決めます。情報通信業や専門サービス業のように、事業所が札幌市内に集まっている業種なら、訪問も組みやすくなります。製造業や建設業のように道内各地に散っている業種なら、電話やオンラインで広く当ててから、反応の良かった相手に絞って訪問する順番が合います。費用の考え方はテレアポ代行の費用相場と訪問営業代行の費用相場と選び方で扱っています。
本州の会社が北海道の市場を試すことはできますか?
できます。電話とオンラインで始め、反応が出た相手にだけ訪問を足す順番にすると、移動の負担を抑えながら反応を確かめられます。支社を出す前に一定期間試し、反応する相手がいるか、商談でどこで止まるか、受注後を回せるかを確かめてから拠点を判断する使い方もあります。エイギョウブでは電話営業とインサイドセールスは全国に対応しており、北海道での訪問は実績はまだありませんが支援自体は可能なので、地域と手法を伝えてご相談ください。

出典